サノフィ株式会社の企業の口コミや元社員の豊富な評判掲載、評価、休日、社風、年収の状況を比較して一覧にして記事で情報を解説します。外資系の製薬会社となり、世界的にもかなり有名な会社です。サノフィは日本にも支社を持っており、多数の応募者が毎年います。社員も非常に能力の高い方が多く、この会社に就職を目指していく方がとても多いです。そのサノフィはやばい会社なのでしょうか？会社の評判をかき集めてみました。
サノフィ株式会社の会社概要、基本情報
サノフィ株式会社は製薬メーカーでフランスの会社になり、本社はパリにあります。この会社はかなり最近設立された会社であり1999年に造られました。フランスのローヌ・プーラン・ローラー社と、ドイツのヘキスト・マリオン・ルセル社との合併によって設立された会社になります。大手の会社と言うこともあり、大手の口コミサイトでもたくさん情報が投稿されています。ちなみに日本支社オフィスは東京都新宿区西新宿にあります。中外製薬株式会社、参天製薬株式会社、イーライリリーなどが競合他社になります。間違いなく大手の感じです。
| 会社名 | Sanofi S.A. |
| 代表者（日本支社） | 岩屋 孝彦 |
| 本社所在地 | フランス、パリ |
| 設立 | 1999 |
| 資本金 | ‐ |
| 売上金 | 115.75 Billion Euro |
| 従業員数 | 99,412 |
| 平均年収（日本） | 966万円 |
| グループ会社 | Sanofi Pasteur |
| 業種 | 医薬品研究・開発・製造販売 |
| URL | Home |
世界の製薬会社売り上げランキング 2022
2022年度の世界の医薬品、製薬企業売り上げランキングではサノフィは世界9位となっています。サノフィは世界で最も儲かっている会社の一つです。日本のトップレベルである武田薬品工業株式会社、第一三共株式会社、アステラス製薬株式会社、エーザイ株式会社、協和キリン株式会社などの会社よりも世界的には売り上げは高いです。仕事は大変ですが他よりも安定しており研修や教育制度もあります。出来が良いと昇給もして年収の金額も高くなります。ステータスのある会社でノボノルディスクファーマ、グラクソ・スミスクラインやベーリンガーインゲルハイムなどと並ぶ大手です。
| No | 会社 | 売り上げ |
| 1 | ファイザー | 812.9億ドル |
| 2 | ロシュ | 687.0億ドル |
| 3 | アッヴィ | 562.0億ドル |
| 4 | J&J | 520.8億ドル |
| 5 | ノバルティス | 516.3億ドル |
| 6 | メルク | 487.4億ドル |
| 7 | GSK | 469.1億ドル |
| 8 | ブリストル | 463.9億ドル |
| 9 | サノフィ | 446.7億ドル |
| 10 | アストラゼネカ | 374.2億ドル |
引用元 : Answers
疾患領域
疾患領域は、糖尿病・循環器領域、オンコロジー、免疫領域、MS、希少疾患、希少血液疾患で、この分野に特化して新薬製品開発をしています。患者向けの薬を多数開発しており各、製品で体験した人も多いでしょう。
サノフィはやばい？
サノフィは世界有数の製薬会社と言われていますが、労働環境なども含めてすべて完璧なのでしょうか？以下のような評判もあります。全体的に見ればやばい所はあまりありませんのでホワイト企業と言ってもいいでしょう。新卒でも中途でも入社して活躍できます。webでの口コミサイトの回答者や投稿、報告の情報をもとに解説します。機会があれば見てみましょう。東京都に本社があり20代後半、30代前半、30代後半あたりが転職しやすいと思われます。40代前半がボリュームゾーンで40代後半になると役職付が増えます。
リストラ
これからサノフィへの転職を検討している方はリストラの問題がとても気になるはず。残念ながら現在の製薬会社は人員削減に進んでおり、リストラがかなり活発です。これはサノフィに限らず全体的にも同じ傾向。サノフィはかなり頻繁にリストラをしているため、これからサノフィに転職を考えている方は考え直した方がいいかも？しれません。入社して5年未満の社員は、まだキャリアを積みましょう。
今週、インダストリオール・グローバルユニオンに加盟する全地域のサノフィ労組が団結し、この大手製薬会社に分割と雇用削減の中止を要求した。
サノフィのようなCOVID-19ワクチンメーカーに世界の注目が集まり、同社が多額の利益を上げている中で、今週、組合ネットワークが会合を開き、世界中のサノフィ労働者から懸念すべき報告を受けた。このバーチャルミーティングには50人のサノフィ組合指導者が集まり、インダストリオールのトム・グリンター医薬品担当部長による部門分析と、ヘクター・マレケによるパンデミックの専門的概説が発表された。
インダストリオール・グローバル・サノフィ労働組合ネットワークは定期的に会合を開いており、世界・地域レベルの選出ネットワーク・コーディネーターから成る組織機構を確立している。ネットワークの主要組合は、フランス、日本、ブラジルから指導的役割を果たしている。このグローバル・ネットワークは同社のソーシャル・パートナーで、公式承認および本社経営陣との社会的対話を求めている。
グローバル・ネットワークのコーディネーターを務めるアリーン・イセリックが、同社のさまざまな再編プロジェクトに関して同僚に最新情報を提供した。サノフィの消費者健康製品部門は、サノフィ社内で独立性が強まっている。この措置は175カ国・12工場で働く従業員1万3850人に影響を及ぼす。このプルトン・プロジェクトは、同社の化学事業のスピンオフによって、ヨーロッパで医薬品有効成分を生産する新しい事業体を創設するものである。このプロセスは、社会的に取り決められた雇用給付の移転を確保していない。
サノフィのグローバル支援機能で働く労働者は、研究開発事業の労働者と同様に、別の大きな人員削減計画に直面している。進行中のサノフィ再編プログラムのもう1つの例は、プレー・トゥー・ウィン（勝つためにプレーする）と呼ばれる措置だが、これは雇用削減策であり、ドイツの従業員はこの施策から勝ち取るものが何もない。
引用元: industriall
［東京 ３０日 ロイター］ – 仏製薬会社サノフィSASY.PAの日本法人が約２００人の人員削減を計画している。事情に詳しい関係筋が明らかにした。サノフィは数カ月前にフランスとドイツで約５００人削減すると表明している。 関係筋によると、日本法人の人員削減では、営業のほか、ＩＴ（情報技術）関連部門や人事部門も対象となる見通し。 サノフィの広報は、「サノフィ・ジャパンは、外部環境の変化に対応し、継続的成長に向けてビジネスモデルを転換するため、希望退職者を募集する計画である」と述べた。詳細は明らかにしなかった。
引用元 : Reuters
離職率・勤続年数
離職率は公式発表がありませんので不明です。サノフィの在籍勤続年数は約15年です。現職が15年と言うのはかなりの長い勤続年数であり、ホワイト企業であることを証明していることにもなります。ここまで長く働ける会社はなかなかありません。しかしながら上記でも説明した通り、製薬会社の中でもサノフィはリストラの回数がやたら多いのが引っかかります。
平均勤続年数：15.0年
サノフィ
福利厚生
福利厚生は実際かなり飛びぬけています。当ブログで紹介しているCRO企業全体と比べてもかなりの待遇のよさです。また会社内における教育制度もかなり整備されており、とても成長できる環境にあると言えるでしょう。教育もしっかり制度があります。グループでも資格の取得の推奨やフレックスタイムが導入されています。独自の財形貯蓄、家賃や住宅の補助も既にあります。福祉も整っておりさすが大手。
| 福利厚生 | 定期健康診断、ストレスチェックの実施 インフルエンザ予防接種補助、新型コロナワクチン接種時のサポート 各種健康増進活動 社内メディカルルームによる健康相談 フレキシブル休日 各種休暇：年次有給休暇 ラ・メゾン休暇、サンテ休暇 慶弔休暇、産前産後休暇、ドナー休暇 ラ・メゾンルーム：社内マッサージサービス 海外出張時の医療アシスタントとセキュリティサポート 母性保護休暇、妊婦健診休暇、育児休暇、 介護休暇、短時間勤務、ファミリーケアサポート 社宅制度、住宅手当 確定拠出年金、確定給付年金、DCマッチング拠出 結婚、出産祝金、弔慰金、妊娠時検査補助金、入院見舞金、災害見舞金 所得補償保険、任意長期所得補償保険、死亡保険、労災総合保険 |
| キャリア開発 | オンライン自己学習 ビジネススキルワークショップ マネジメントプログラム リーダーシッププログラム |
女性の働きやすさ
ダイバーシティがかなり推進されており、かなり働きやすい環境です。さらには時短制度や産休制度がしっかりしていますので、安心できます。そのため、ワークライフバランスはかなり充実しやすい傾向にあり、重度な労働を強制されてしまうような環境ではありませんので安心ができます。ただし女性は昇進が遅い傾向にあり、男性社員と比べると昇格が遅いので管理職の比率はどうしても男性が多くなってしまっています。雇用形態、性別関係なく頑張れる環境です。
女性の管理職比率を上げる取り組みもあり、女性は非常に働きやすいと思います。本社は特に女性比率が高いと思います。
ライトハウス
残業、有給消化率
残業時間はかなり抑制されてきています。サノフィではリモートワークの導入がかなり進んでいるため、社員からするとかなり働きやすい環境が構築されています。スケジュール管理がしっかりできる方であれば、勤務時間、残業はかなり削減できます。一部の部署では残業がかなり多いようです。水曜日にはノー残業デーがあります。有給消化率（有給休暇）も半分がしっかり十分消化しています。
月間残業時間：18.1h
有給消化率:52.3%
Openwork
平均年齢
現状、平均年齢は40代の構成となっており、少し印象としては全体的に中堅層が多いです。しかし20代、30代、50代以降も多くいます。風通しはよくフラットな環境です。在宅ワークなどもあり効率よく出社せず仕事ができる環境もあります。内勤で十分働けます。基本は裁量で確認しながらいろんな仕事をします。残業も発生するようですが活気があります。人間関係などはあまり問題はない様子。モチベーションは高く仕事を進めるうえで共有、交流しながら仕事を続けるスタンスです。
営業系：平均年齢43.7歳
企画・事務・管理系：平均年齢47.3歳
医薬・化学・素材・食品系専門職：平均年齢42.1歳
ライトハウス
年収
最新の給与状況は900万円～1000万円前後が平均値となっており、基本的に非常に高い水準であることが分かります。役職についていくとさらに高くなっていきますので、やる気次第でいくらでも年収を上げていくことが可能な環境になっています。昇給制度もあり、部長などマネージャークラスになれば1000万円以上にもなるようです。正社員はボーナス、賞与があります。残業代もあるので月給も高いです。非正社員の派遣社員や契約社員は待遇が落ちます。主任になると高給ですが休日出勤も増える風土。
サノフィ株式会社の平均年収は966万円、年収範囲は450～2300万円です（47人の正社員の回答）。
ライトハウス
入社難易度、面接選考
求人情報はそれほど出ていませんので転職エージェントを使うのがいいです。入社難易度、面接選考に関しては様々な口コミデータがありますが、難易度はそこそこ高く、経験者じゃないと中途採用はMRでもない限りかなり難しいです。未経験者が転職をしたい場合、分野にもよるのですが正社員はかなり狭き門となっています。契約社員の場合はそこそこ入社はしやすいです。契約社員でも評価が上がり、年収も上がる仕組みになっています。
社風、評価体制
サノフィの社風、組織カルチャーは外資企業でありながら、やや内資系企業の雰囲気、文化があります。また外資でありながら比較的、ゆったりした文化のようで強みです。評価は実力主義で、やりがいのある、働きがいのある頑張った人ほど良い評価がされやすい環境にあります。人事面では社内異動もあるようです。ギャップもすくなく満足度も高い様子。個人と上司のやりとりもあまりトラブルは起こりません。在宅もエリアによってはやっているようです。
和やかな雰囲気組織体制・コミュニケーション:人にもよるがコミュニケーションは円滑な方ダイバーシティ・多様性:あまりかんじられない
ライトハウス
薬剤師が転職する方法
以上のようにサノフィには逆風も吹いていますが、転職したがる方も多いです。それではサノフィに転職をしていくにはどうしたらいいでしょうか。以下のような特徴を抑えて企業研究をして、最初は転職するのがいいです。外資系企業なので実力をアピールして結果を出しましょう。
外資系
サノフィはフランスの会社ではあるのですが、グローバル展開をしているため外国籍の比率がどんどん上がっています。そのため外国人と一緒に仕事をすることに寛容な方、そして語学力のある方が求められるでしょう。また企業が大きいので営業、財務、生産管理、マーケティング、医師など人材は今後別のキャリアも挑戦できるイメージ。管理部門のカテゴリもあります。
最高レベルの給与水準
サノフィは事業部や所属によりますが、ある程度平均年収も高く900万円台になりますので、薬剤師の平均年収である500万円を完全に超えています。管理職になれば1000万円越えも当たり前になります。そうなるためには今すぐ積極的なチャレンジ精神が求められるでしょう。
管理能力
製薬会社は自社の業務をどんどん外注していますので、外部会社の業務や納品物を管理する能力が求められるようになっています。スケジュール管理、品質管理、さらには交渉や外注費用など色々な面における管理能力やレポートを求められるでしょう。ベテランからスペシャリティの方まで活躍できる職場です。配属さきでは手厚い福利厚生もありますし売上高も好調です。
狙い目の職種
薬剤師が転職するとなれば、臨床開発（CRA、DM、薬事）か研究開発（研究職）がねらい目になるでしょう。どの職も専門性が高いため、今までのキャリアの延長で仕事ができるような職種を狙うのがポイントです。未経験でも採用してくれる部門は存在します。生産技術、コンサルタントやエンジニアもチャンスがありますが自身の属性が金融、電気、不動産、水産、農林、建設、会計、通信など異業種で異職種の方は内定までは難しいでしょう。
どうやって求人を探す？
製薬業界の場合、そもそも一般の求人サイトでは求人がないケースがほとんど。必要に応じて専門の転職エージェントに登録したほうが紹介をもらえるので登録することがおすすめです。専門性が高いので、専門で取り扱っているエージェントが最適です。
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