IQVIAサービシーズジャパン(旧クインタイルズ)の評判はやばい? 会社の口コミ(クチコミ)、離職率と転職における将来性一覧について最新版

企業評判

IQVIAサービシーズジャパン合同会社の転職における企業の口コミや社員の評判、給与、年収、掲載情報を一覧で紹介します。世界で最大のCRO企業となり、数万人の従業員が世界中で働いています。日本支部でも4000名以上の社員が従事しており、業績も好調であることから、給料水準が業界の中でもトップレベルです。しかしデメリットもあります。

CROとは?どのような業種なのか?

CROとは「Contract Research Organization」の略で、日本語では「医薬品開発業務受託機関」と呼ばれています。製薬業界では以下の記事でも紹介している通り、外注化を進めており、近年コストカットをする傾向が強くなっており、CRO業界への需要が高まっています。CRO企業は製薬会社から治験業務を代行する下請け会社になります。主に臨床開発の仕事を代行することが多く、CRA、データマネジメント、統計解析、メディカルライティングなどの業務を行っています。

IQVIA会社概要、基本情報

IQVIAサービシーズジャパン株式会社は旧クインタイルズ Japanです。合同会社は1998年に設立され、IQVIAのグループは世界最大規模のCRO企業となり、本社はアメリカにあります。給与水準の高さも世界トップレベルでメーカーと比べても遜色ない基準となっています。人気企業なので口コミサイトの投稿も多いです。筆者もよく知っている会社で色々書いてみました。就職を検討していて、企業研究をしている方は参考にしてみてください。グループ会社もあります。CROの人気ランキングでも上位の会社。気になり経験がある方は前もって求人情報を見てみましょう。

会社名IQVIAサービシーズジャパン株式会社
本社所在地東京都港区高輪4-10-18 京急第1ビル
設立1998
資本金39億5,100万円
従業員数4,908名
平均年収450万円~1,000万円
株主
業種CRO(医薬品開発支援)事業
URLHome

CRO企業大手の比較

IQVIAは世界で最大級のCRO企業になります。アメリカの会社で、パレクセルと並び日本に進出している外資企業としては日本で最大級。医療の日系の他社であるシミックホールディングスやイーピーエスと比べると総合して圧倒的に給料が高いのがメリットと言えるでしょう。年収は普通に高いですが激務で、クビになったりする方もいる様子。就職偏差値はそれほど高くありませんが落ちているかたもいます。

会社名資本金従業員数平均月収
イーピーエス株式会社1億円6,716名440万円~600万円
シミック株式会社1億円2,428名350万円~700万円
IQVIA株式会社(日本支社)39億5,100万円4,908名450万円~1,000万円
パレクセルインターナショナル株式会社(日本支社)1,000万円1,200名350万円~1,000万円

IQVIAはやばい?評判はどうなっている?

IQVIAは世界でも最大級のCRO企業になります、それがゆえに志望する方も多いのですが、内情としてはどうなのでしょうか?外資ならではの厳しさが特徴です。在籍している社員の投稿、回答、質問や報告をもとに解説します。正社員の採用が多いですが契約社員や派遣社員もいて、新卒や中途でも入社してい業務をしています。実際のワークにおいての生の声を集めています。

男女比、平均年齢

男性社員が少なく、メインは女性社員となります。男女比は3:7で平均年齢は30代となっています。30代が主力ですが、新卒未経験の社員もいて20代後半や30代前半も多いです。管理職は40代、50代が多い傾向になっています。また中途社員の比率もとても高く、半分以上が中途入社。営業スタッフが意外と年収が低いです。成長できる環境です。

IQVIAサービシーズジャパンでは多数の女性CRA(従業員の約7割が女性、女性管理職の割合は5~6割)が活躍しています。

引用元:CRAばんく

営業系:662万円(平均年齢34.9歳)

企画・事務・管理系:685万円(平均年齢42.5歳)

専門サービス系:579万円(平均年齢30.4歳)

医薬・化学・素材・食品系専門職:684万円(平均年齢33.6歳)

引用元:ライトハウス

昇給しない

これはCRO業界全体の問題になっている深刻な課題です。経営者の努力不足により、従業員は昇給しません。昇給額は年で数千円程度でやる気を徐々に失っていく社員が多いです。そのためCROは世界的にも転職して給料を上げていくという文化があります。それゆえ、人は長く居つかない文化が染みついてしまっているのです。ただしフルで自由に働けるうえに有給も使いやすいですから、楽です。

毎年7月に提示された年俸を18等分し、毎月の基本給と賞与(3ヶ月分×年2回)として支給される。 毎年の昇給は2〜3%程度。 昇格があった年は5〜7%程度。

引用元:Openwork

離職率、平均勤続勤務年数

上記のようなこともあり、CRO企業はどうしても離職率が高めと言われています。公式発表はありませんが在籍、勤続年数が6年。IQVIAは臨床開発であれば10%程度かもしれませんが、MRは常に大量採用と大量解雇をしており、離職率はとてつもなく高い数値になります。また、臨床開発であっても仕事ができない社員などは解雇にしていることもあるため、日系のシミックなどと比べても成果に対してはとても厳しい会社です。不満な方は辞めていきます。

平均勤続勤務年数. 6.1年

引用元:マイナビ

英語力

外資企業におけるポイントは英語です。事務やPMSの部署などは日本語しかできない従業員が多いですが、全体的には英語力を求められます。総合的には外国とのミーティングもありますし、社内文書も英語ですので、アレルギーがある方には向いていません。

事務職に関してキャリアアップの機会が殆どないように感じた。 採用に際しては英語力を求められるが、入社してみると英語が苦手な社員が多く感じた。

引用元:転職会議

激務

基本IQVIAはフレックスである程度仕事ができる社員に仕事が集まります。そのため、仕事量は激務になる社員=仕事ができる社員になります。残業時間も20時間くらいとされていますが、実際は運の悪いプロジェクトになると、休暇は取れずに100時間を超えるケースもあります。こればかりは社員の能力次第とも言えるでしょう。ワークライフバランスは微妙ですが有給休暇は取得が推奨されているため取りやすいです。パワハラやセクハラはない様子。

残業時間(月間): 20 h; 有給休暇消化率: 90 %. 

引用元:Openwork

社風、評価制度

現在の社風は自分の経験談からすると、風通しはとても良いです。年齢や性別で差別はせず外資系らしくフラットな関係になります。野心のある方や働きがい、やりがいと感じている方は個人単位でどんどん昇格、昇進していきます。人事、上司などマネージャー、管理職の評価制度は評価基準が結構不透明。入社後に自身でイメージとギャップを感じる人は多くないです。

挑戦はしやすい環境。風通しも良い。どんどん結果を出す人が早く昇進する。

引用元:Openwork

福利厚生は製薬企業に劣る

どうしてもCROは製薬企業に比べると福利厚生の面では大きく劣ります。製薬企業大手の中外製薬などと比べてもその差は歴然としています。教育や研修制度や補助は弱く、あまり充実していません。最大手なので非常に部署が多く、希望があれば社内異動制度の条件があります。ボーナス、残業代や交通費の支給は比較的あるので基本的にサポートは一部で期待できます。

IQVIAヘビーシッター割引、通勤費全額支給、育児・介護関連制度、
時短勤務制度、在宅勤務制度、退職金制度
中外製薬住宅貸付、一般貸付、財形貯蓄、社員持株会、ウエルネットクラブ(共済会)、
独身寮、社宅、テニスコート、グラウンド、全国各地のリゾート施設に契約加入、
社会保険完備福利厚生手当、外勤手当、遠隔地エリア手当、スマートワーク手当、
通勤費全額支給ほか

給料は高い

IQVIAは給料水準が業界トップレベルです。給料テーブルがとても高い水準になっており、シミックやイーピーエスよりもはるかに高い水準になっています。ただし基本給は低く賞与が高い。職種ごとにグレード制度となっており、これが上がっていかないと昇給しないのですが、このグレードがなかなか上がらないのが実態で、転職していく人たちが多いです。また内資と比べて解雇されるリスクも高いのが実態です。職種ごとに給与差もかなり激しいです。CRAモニター、MR、解析などは高給ですが、DMや事務、QCなどは安い傾向にあります。独自のインセンティブが別途あります。金額はそこそこです。

IQVIAサービシーズ ジャパン株式会社の平均年収は、約374万円 (コーディネーター) 〜1204万円 (学術) です。

引用元:indeed

パレクセル転職組、求人頻度

IQVIAは体験談からすると、外資系のCROということもあり、同じ外資であるパレクセルへ転職していったり、パレクセルから転職してくるケースも多いです。また、アイコンやコーヴァンスなどの転職もあります。PMSの事業部だと、内資系CRO(イーピーエスやシミック)からの転職組がかなり多くを占めています。求人掲載の頻度は職種によります。CRAやMRは年中いつも募集をしていますが、その他の臨床開発は求人情報がほとんどないので転職エージェントを使うことを推奨します。面接選考では英語力と職務経験がポイントになります。

薬剤師がIQVIAへ転職する方法

以上のようにIQVIAには逆風も吹いていますが、医療の現場に転職したがる方も多いです。それでは転職をしていくにはどうしたらいいでしょうか。以下のような特徴を抑えて転職するのがいいです。必要なら今後働く環境を研究していきましょう。webで生の声や企業情報を閲覧して研究がおすすめ。20代から30代でもそこそこの月給が望めます。最新の求人を確認してください。

外資系

IQVIAはアメリカ系外資企業になります。年齢や性別で差別されない状況できちんと働きたい人にとっては理想的な会社です。また、担当者は外国勤務制度もあるため、外国で勤務を目指している方にとっては理想的な企業と言えるでしょう。配属したさきではクライアントとグローバルな試験も手掛けます。さらにリモートでしっかり働けるので環境は良いです。

ステップアップを狙う

給料も高い製薬会社へいきなりいければベストですが、近年は製薬会社はリストラが多く、倍率も高いため、なかなか未経験では難しいです。まずはCRO企業でキャリアを積んでからステップアップをしていくことが好ましいです。難しければエージェントに登録すれば未経験分野の挑戦も可能です。コンサルタント、生産管理、営業、事務、販売、エンジニアなども紹介してもらえます。業界もIT、不動産、金融などの分野で紹介をしてもらえます。

実務能力

製薬会社は自社の業務をどんどん外注していますので、CROとしては実務能力が問われることになります。仕事の内容を理解し、実務能力を上げていけば、同業他社、さらには製薬企業への転職の可能性が見えてきます。個人の能力次第で休みは変わってくる印象。担当は地域によりますが土日に休めます。同期が実績を残せばどんどん出世していくのでやる気次第で何とでもなります。

狙い目の職種

薬剤師が転職するとなれば、臨床開発(CRA、DM、薬事、PV)がねらい目になるでしょう。どの職も専門性が高いため、今までのキャリアの延長で仕事ができるような職種を狙うのがポイントです。未経験でも採用してくれる部門は存在します。

IQVIAへ行く場合、どうやって求人を探す?

製薬業界の場合、そもそも一般の求人サイトでは求人がないケースがほとんど。専門の転職エージェントに登録したほうが紹介をもらえるので登録することがおすすめです。専門性が高いので、専門で取り扱っているエージェントが最適です。応募してサービスを受けてみましょう。

以下の転職エージェントの一覧を情報としてまとめたので参考にしてみてください。無料で利用ができます。会員登録をしたらログインをして時間があるときに活動ができます。まずは利用規約やガイドライン、ポリシーもチェックしてください。

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