薬剤師は薬局や、病院勤務の割合が圧倒的に高く全体の7割程度を占めると言われています。そんな方々はシフト制が嫌になったり、土日に休みたくなったりして、転職したいと思うでしょう。薬剤師がどのような職種に転職できるのかを記事にしています。
薬局、病院以外の転職先の業界
薬局、病院以外の転職先としては以下の記事で紹介をしています。主には製薬業界や研究機関、さらに位は公務員が有力な転職先になるでしょう。
薬局、病院以外の転職先の職種
では具体的にどのような職種に転職することができるのでしょうか。具体的に説明すると以下のような職種であればチャレンジできると言われています。
MR
MR(Medical Representatives)とは、医薬情報担当者のことを指します。医師や薬剤師、医療機関に対して、自社の医薬品の案内や提案、情報提供などを行う仕事です。非常に高給である一方、激務であることも知られており、離職率の高い職種であることも知られています。
研究職
製薬会社では研究開発部門があります。かなりの専門性を問われるため、ただの薬剤師と言うだけでは採用されないことも多いため、ハードルは高いです。研究の成果を学会などで発表する機会もありますが、基本的には毎日を研究室の中で過ごしています。理系大学院卒の学生に人気な職種で倍率も高いです。
開発職
開発職も、研究職同様に理系大学院卒の学生に人気職です。主に製薬会社かCRO会社での勤務になり、土日休みが見込めます。職種としてはCRA、データマネジメント、統計解析、臨床薬理、メディカルライティング、QCなどの職種があり、とても専門性を磨くことができます。
DI・学術
DIとはDrug Informationの略称で、医薬品に関する情報を収集し、医師や薬剤師などに提供する仕事です。学術や学術部とも言われます。MRに近いものはありますが、こちらの職種はもっと、専門性が強くなります。医師や薬剤師からも頼られる存在です。
CRC
CRCは、製薬会社の開発職や大学病院などと連携を取りながら、治験の進行をサポートしていく仕事です。臨床試験の現場で働きたいという方にはとてもお勧めの仕事になるでしょう。新薬開発の現場を知ることができます。
MS
医薬品の営業に関するスペシャリストです。MSは適正な医薬品の卸価格を決定し、営業活動を行っています。製薬会社と連携を取ったり、医師や薬剤師の質問に回答したりと、薬剤師としての知識・経験が活かせる仕事です。
管理薬剤師
薬局や店舗を管理監督する立場で、従業員の管理や医薬品の管理などを担います。管理薬剤師になるためには、3年以上の実務経験が必要な以外は特別な資格などは必要ありません。そのため、キャリアを積んだ方にはお勧めです。
薬事申請
医薬品や医療機器を販売するにあたり、国に申請を提出する仕事です。製品化前以外にも、例えば市販後の調査や製造管理報告など、様々な場面で薬事申請が必要になります。製薬会社や医療機器メーカーでの勤務になるため、土日休みです。
公務員薬剤師
薬剤師は、国や自治体で働く公務員になることも可能です。比較的収入が安定しており、住宅手当・扶養手当などの福利厚生も充実しています。薬事行政や衛生管理などに関わる仕事も多いため、必ずしも臨床の現場で働けるとは限りません。
大学教員
薬剤師は、薬科大学の教員として勤務することも可能です。学生の教育がメインですが、大学での研究職に携わることもできます。「博士号」が必要となるケースが多く、ハードルは高いですが、薬剤師としての知識やスキルを最大限活かせる業種です。
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