薬剤師は人気オフィスワーク、デスクワークの仕事、求人で希望すれば転職採用することは可能なのかまとめて解説します。転職サイトについて記事で解説します。薬剤師というと、白衣を着て、薬局や病院などで働いているイメージが強いでしょう。実際のところ、これらの職場で働く薬剤師が多いのが実情です。しかし薬剤師でもオフィスワークをすることは可能です。さらに職能を活かすことができる職業があります。
オフィスワークへの転職 お勧めの業界
薬剤師はオフィスワークに転職することも可能です。薬剤師が転職できる業界は以下の業界に限定されるでしょう。そのなかでもオフィスワークができる職業に限定して紹介をしていきます。お勧めの業界は何と言っても製薬業界、CRO業界、化粧品メーカーなどになるでしょう。大手の勤務だと採用枠が多く、希望をだせば対応してくれるところも多いです。お仕事はサービスからメーカーまでさまざまで残業はなしのケースもあり、在宅もできることもあります。
地域による
オフィスワークは事務棟がある東京都と大阪府が圧倒的優位です。山手線(新宿区、文京区など)の沿線に固まっており、神奈川県、埼玉県、千葉県の首都圏近郊はどうしても工場や販売店などの接客の求人ばかりで、データ入力などのオフィスワークはなかなかありません。パソコンありきで探すことになるのでPCスキルは必須です。第二新卒や新卒でもチャンスはたくさんあります。単発や急募のアルバイトもあります。
通勤はかなり快適
オフィスワークは大都会の中心でできるため、通勤が快適です。駅が近いため車は不要で、徒歩で行けます。特に医薬の会社は本社が東京と大阪に集中しており気軽に通えるわけです。職場環境は休暇も良く取れて交通費などもしっかり支給されます。また研修や教育もしっかりやっているところが大半。勤務時間も日勤で賞与もしっかり出るでしょう。倉庫などの作業より月給は明らかに高いです。
長く働ける
長く働けるのがオフィスワーク。正社員で年間で、週5日、休日は120日で土日や祝が休みなのでシフトでもありません。エージェントに登録すれば希望の条件で人気のデスクワークが可能です。サポートが受けられますし管理薬剤師などは資格があれば歓迎されるケースもあります。エリアによりますが最低でも500万、600万円~800万円もらえる薬剤師と違い、給与は恐らく下がります。
年収は落ちる
薬剤師と比べると年収は落ちるでしょう。施設や治験での仕事と比べると簡単です。総合して積極にフルタイムで成長していきたいと言う方には人事や事務は向いていません。コミュニケーションを活かしてフレックスで気軽に働けますが、専門性はないため、キャリアにはなりません。
競争率は高い
競争率は高いです。新着がきたらすぐ応募しないと締め切りになるでしょう。大半の会社は育休や産休の実績もあり、駅チカで働き、時間も短いですからプライベートも自由になります。スタッフの生活は充実しますがライバルも多くなります。全国から選択するにあたり、事務の仕事はどこでも人気なので注意。週休2日で指定すると大半が事務です。品質保証やライターなど専門の仕事と違って、固定の時間で働き、残業も少なくできます。業務内容も易しいものが多いです。
オフィスワークへの転職 お勧めの職種
お勧めの職種になるのは、以下のようなものがあります。東京都だと求人が多く長期のものが多い傾向。管理などの仕事は在宅もOKになりやすいです。一部では雇用形態が契約社員やアルバイトもあります。栄養士、看護師やMRと違って薬剤師は選択肢が広いです。24時間のコールセンターや電話受付など作業はいろいろありますが、専門の分野にこだわりを持ったほうが良いです。
臨床開発
臨床開発とは、研究で開発された新薬の臨床試験を行う部門になります。実際に治験をするのは医療現場です。臨床開発では治験で採取できたデータに対して評価、分析を行います。CRAのみ外勤が良く発生するのですが、データマネジメント、統計解析、メディカルライティング、QCなどは基本的に内勤となるため、ほぼオフィスワーカーと同じになります。オフィスワークとはいえ、一般事務よりははるかに高い給料をもらえます。
薬事職
薬事職も薬剤師のデスクワークの候補の1つです。製薬会社が開発した製品を市場に流通させるためには厚生労働省やPMDA(医薬品医療機器総合機構)に対して承認される申請書を作成する必要があります。これらの薬事関係の業務はデスクワークになります。ほぼオフィスワーカーと同じになります。オフィスワークとはいえ、一般事務よりははるかに高い給料をもらえます。
DI業務
製薬会社、医薬品卸、医療機器メーカーなど医薬品を扱う企業では、医師、薬剤師などの顧客に対して製品説明をするための部門(DI業務)が存在しています。医師、薬剤師などの専門知識を有している方への質問に答えたり、資料を作成したりする必要があるため高い専門性が必要です。これらの仕事も基本的にオフィスワークになります。
一般事務
業界問わず、一般事務と言うポジションを目指すという手もあります。しかし一般事務は総じて給料が安いです。会社の利益を上げるような部門ではないため、薬剤師としても就職するメリットがあまりないです。それでも目指したければ目指して問題ありませんが、おすすめはしません。大手企業で調剤事務、医療事務などのキャリアチェンジは可能ですが給与は落ちます。
経理
業界問わず、経理と言うポジションを目指すという手もあります。経理の場合は一般事務よりは給料が高い傾向にありますが、簿記などを取っておくとよいです。もし将来的に独立する予定がある方は簿記は絶対に取っておくとよいです。キャリアアップしていきプライベートも充実するでしょう。
デスクワークで勤めるメリット
オフィスワークにになると以下のようなメリットがあります。営業、販売、製造、物流などのキャリアと比べると、以下のようなメリットがあります。
土日祝日休み
デスクワーク業務は薬局などの土日も開いている職場とは違い比較的土日休みであることが多いです。お休みがほぼカレンダー通りになるため、世間と同じ感覚で生活ができるのが最大の利点と言えるのではないでしょうか。
座って仕事
薬剤師の典型的な職場である薬局やドラッグストアなどは立ち仕事がとても多いです。しかしオフィスワークになるということは座って仕事をすることになりますので、体力的な負荷が大きく減っていくことになります。
福利厚生が充実
オフィスワークができる製薬企業や化粧品メーカーなどは福利厚生が充実していることが多いです。さらに離職率が低いこともあり、安定して働くことができます。子育てを支援する制度などもあり、家庭にもとても優しい職場になります。
肉体的負荷がない
オフィスワークの利点としては肉体的な負荷が一切ないことです。座って仕事をするわけですから体力のない方でも安心して仕事ができるというメリットがあります。つまり長年にわたって仕事をすることができる仕事です。
デスクワークで勤めるデメリット
デスクワークで勤めるデメリットも存在します。具体的には以下のようなものがあります。
求人がない
専門性が高くなるオフィスワークでは求人が少ないです。製薬企業や化粧品メーカーは離職率が低いこともあり、求人が少ないのでチャンスが少ないです。製薬企業ではたまにCRAが大量募集をしているので、そのタイミングで入社をしていくのが現実的な手段になるでしょう。
年収が下がる可能性
年収が下がる可能性があります。これは経験値次第になりますが、未経験入社の場合は年収は確実に落ちることになります。全体的に見ると、総じていわゆる薬剤師の仕事よりは給与は下がりがちです。
高い専門知識が求められる
薬剤師のオフィスワークは全体的に高い素養を求められます。医薬品だけでなく数学、科学についての知識や大学院レベルの知識が必要です。デスクワークをするためには薬剤師とは異なる高い専門知識を備えておく必要があります。
経験を活かせない
オフィスワークと言っても薬学の知識を必ず活かせるとは全く限りません。薬学の知識を活かせないオフィスワークもいくらでもあります。その場合はせっかく薬剤師になったのにその知識を活かす機会が一切ないことを意味しており、高い学費を払った意味を失くしてしまう可能性もあります。
製薬業界や化粧品メーカーの転職はエージェントを活用
製薬業界や化粧品メーカーの場合はとても求人が少ないです。自分一人で転職していくことはかなり難しいので、転職エージェントを使用することを強くお勧めします。転職エージェントは大量の求人を持っているため、待っているだけでたくさんの求人を紹介してくれます。
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